システムアーキテクト試験に合格しました
令和5年度の情報処理技術試験システムアーキテクト試験、略称SAに合格しました
わーいわーい
過去の自分
僕「IPAの高度試験は絶対に受験しません。合格水準の論文を書けるわけがありませんので」
当時の上司「お前、意識低すぎるだろ。。」
受験、そして合格する数年前の話です
なぜ受けたか
試験を通して職場体験じみたことをしたかったです
SAの午後Iは読解問題です。顧客が求める仕様があって、それに応じる形で新規ないし次期システムを造る想定で、いくつか設問があります。この試験を受けたり合格のために対策すると、顧客の個別案件を担当したのと近い体験ができるのではないかと思いました
ということで、試験対策に力を入れたいのは午後Iのみでした。午前は択一式ですし、午後IIは自分の体験から論述するので何とかなる算段でした。自分に足りず鍛えるべきは午後Iだけの認識でいました
実際に試験対策してみると
笑うくらい午前の問題が解けませんでした
手応えとしては試験日の数日前まで合格水準ではない感覚でした。実際は午前I、午前IIともに一定の割合で過去問の流用がありますので、もっと前にはボーダラインに逹していたはずです。僕は過去問ではなく市販の問題集で対策していました。初めて見る問題の正答率は低く、焦っていました
午前対策が中心になり、午後Iは3年分程度の過去問しか振り返っていないかと思います
いざ受験の申し込みをしたらなるべく合格したいのが人情ですので、不合格になるのが明白な要素潰しに回ってしまいました。当初の職場体験じみたことは5件未満の訪問で終えたことになります
それでも午後Iを対策してみて
情報系の試験と言うよりは、現代文の読解問題でした。巷でよく言われているとおりですね
試験で問題文から解答を見つけて答えるということは、つまり実業務で顧客からのヒアリングから要件定義することに相当します。早とちりな解答や顧客の要望に合致しない解答だと誤答と見なされるあたり、現実の仕事に近くていい体験になるのではないでしょうか。このあたりは受験した狙いどおりだったと思います
午後IIの対策
自分の経験を論述することになっており、他者の伝聞として記述すると減点だと聞いています。ここで書き上げられなければ自分の実務経験不足であろうという考え方から、あまり対策はしませんでした
選択する大問には好みがあるでしょうが、個人的には常に大問1にした方がいいと思います。理由は採点の方針です。解答用紙に選択問題がマークされていなかった場合、最初の大問が選択されたと見なされます。自習と本番の1番の違いは解答用紙の有無だと思います。うっかりマークし忘れも十分ありえますので、安全策をとった方がいいと思います
試験当日
思い出したのを箇条書きで
- IPAの試験会場は高校や大学であることが多く、学校見学ができて楽しいです
- 試験の合間の時間は大学入試共通テストと似ていました。紙面の日程だけ見ると休憩時間が長めにあるように見えますが、着席のうえ問題用紙が配布及び回収される時間も含まれるので、結局自由時間は短めです
- 昼食は持参した方がいいと思いました。間の時間をゆったり過ごせます
- 過去の受験者の投稿にもあって知っていましたが、試験が進むごとに受験者が減っていくのはちょっとホラーでした。例年合格率20%弱の水準を見せつけられる感じでした
- 経験上、IPAの試験では非常階段でじっと時間を潰している人がいます。今回もいました。まあ、それを発見するということは、僕が必ず非常階段で昇り降りする人ということです
- 午後IIの終わりから30分後に焼き肉を予約していました。どうせ予約があるなら頑張ろうと思えるので、論文を諦めない策としては割と有効かもしれません
- 解放された後の焼き肉は最高でした
おわり
合格したので満足しましたー